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8月30日のツイート

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アメリカのモールの見るからに不味そうなウドンだぜ! pic.twitter.com/9A11XOAW1o

posted at 05:12:55

@trochilidae 博多スタイルでした。

posted at 05:32:29

Nick McDonell著「Quiet Street: On American Privilege」 books.macska.org/nick-mcdonell%… いわゆる「1%」と呼ばれる一握りの超富裕層出身のジャーナリストの著者が、自身の子ども時代から青年時代まで振り返りながら一般社会から断絶された「1%」の世界について記した本。… pic.twitter.com/8CAJlK3atP

posted at 08:27:42

…タイトルの「沈黙の通り」というのは著者が子ども時代、富裕層の子どもだけが通うエリート学校に通学するための豪華版スクールバスに乗っていたとき、黒人が多く住んでいる地域を通りかかる時だけ「Quiet street!」と大人に言われて声を出すのを禁じられた経験から。どうしてそうなったのかは…

posted at 08:27:43

…学校のなかでも都市伝説のようになってはっきりと説明されたわけではないけれど、何年もまえに生徒たちがバスの窓の外に見える黒人たちに人種差別的な言葉を投げかけたところ、投石されるなどの反撃を受け、いらい余計な問題を避けるために黒人街を通るときは声を出さないように決められた、…

posted at 08:27:43

…と言われている。このエピソードは、著者を含めた特権的な立場にある子どもたちは、一方で正しいことを信じ他人に思いやりのある良い子になるよう教えられながら、同時に自分たちの特権的な立場を脅かすおそれのある人たちと交わらないよう極力隔離されているという事実を象徴している。…

posted at 08:27:43

…かれらが関わることを許された特権層以外の人間は、かれらの面倒を見たり食事を作ったりするナニーや運転手、掃除夫らかれらの生活を支える使用人たちだけだが、かれらはそうした使用人たちを対等な人間とみなさないように訓練されている。学校のパーティは豪華な会場を貸し切って有名人を…

posted at 08:27:44

…エンターテイナーとして招き、バケーションはプライベートジェットで離島へ。親の力で入試の点数に補正をかけてもらいアイビーリーグの大学に入学しては、過去に多くの大統領や企業経営者を排出している秘密結社に入り将来のキャリアに役立つコネを繋ぐ。ハメを外しすぎて他人に迷惑をかけたり…

posted at 08:27:44

…警察の御用になってもすぐに許される経験を積み重ねるかれらは、たまに大人になってから大きな事件を起こして警察に捕まることがあると「自分が犯罪者扱いされるなんて信じられない」という反応を見せるが、それはかれらが自分の過去の経験から培った心からの本心だ。経済的な有利さだけでなく、…

posted at 08:27:44

…文化的・人脈的にもさまざまな形を通して富裕層の富と権力が世代を超えて継承されていく仕組みを、実際にそれを経験しその恩恵も受けてきた著者が描き出していく。政治や経済だけでなく学界やメディアのなかでも1%出身者は活躍の場を与えられており、著者自身もその一人。…

posted at 08:27:44

…トランプがよくメディアや学界を「庶民からかけ離れたエリート」として叩くけど、もちろんトランプ自身もその子どもたちも1%だし、かれが自分は何をやっても許されると思っているかのような言動を取るのはかれ自身の性格だけでなく「実際に何をやっても許されてきた」ことと強く関係している。…

posted at 08:27:45

…著者はジャーナリストになる前、若いうちに書いた小説がヒットして有名になったが、そうしたチャンスをかれが得たきっかけはかれの父親が出版社の偉い人に直接原稿を持ち込んだこと無関係ではなく、かれと同じくらい才能があり同じくらい努力しているけれどもそうしたコネを持たずに日の目を見ない…

posted at 08:27:45

…若い作家はおそらくいくらでもいる。そういう事情もあるので過剰に評価するのは嫌だなあという気持ちもあるのだけれど、著者がアメリカの貧困について他人事として報じるのではなく自分自身を作り上げてきた富裕層のあり方に目を向け告発する著書を出したのは評価できる。

posted at 08:27:45

Robert Strauss著「Worst. President. Ever.: James Buchanan, the POTUS Rating Game, and the Legacy of the Least of the Lesser Presidents」 books.macska.org/robert-strauss… 「史上最低の大統領」というタイトルで2016年に出版されたアメリカ第15代大統領ジェイムズ・ブキャナンの伝記。繰り返すけど… pic.twitter.com/dJRpQyYNkw

posted at 14:36:32

…出版されたのは2016年なので、いまなら改題が必要かもしれない。アメリカ歴代大統領といえばワシントン、ジェファーソン、リンカーン、フランクリン・ルーズヴェルトあたりが人気で、かれらについての伝記はいまだに多数出版されているけど、ブキャナンの伝記はごく僅かしかない。…

posted at 14:36:33

…ブキャナンと同じく記憶に残らない大統領としては、ほかにもウィリアム・ヘンリー・ハリソンやザカリー・テイラーなど就任からごく短期で死亡してしまい何も成し遂げることができなかった人もいるけれど、ブキャナンは4年の任期をしっかり務めたうえで史上最低の評価を得ているという点でホンモノ。

posted at 14:36:33

……ブキャナンが大統領になったのは1857年。かれの次に大統領になったリンカーンより前の19世紀前半の大統領の影が薄いころには理由があり、ヘンリー・クレイやダニエル・ウェブスターら当時の本当に有力な政治家たちは奴隷制をめぐって分断が広がるなか議会でバチバチにやりすぎて、…

posted at 14:36:34

…それぞれ敵が多くなりすぎたから。大統領に選ばれるにはそこそこ誰からも強硬に反対されない無難なキャラが必要とされ、その結果前述のハリソンやテイラー、ポーク、フィルモア、ピアースら普通に日本で歴史教育を受けた人にはほぼ名前を知られていないであろうパッとしない大統領が続々…

posted at 14:36:34

…誕生している。ブキャナン大統領は就任前から、それまで10年以上に渡って最高裁で争われていた奴隷制をめぐる超重要なドレッド・スコット裁判に介入、ディッキンソン大学の同窓生であり友人の最高裁判事と判決について協議を重ね、大統領就任式では「近くドレッド・スコット裁判の判決が下り、…

posted at 14:36:35

…奴隷制をめぐる対立は解消するだろう」と演説した。ドレッド・スコット裁判について詳しくはウィキペディアのページ ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89… でも読んで理解して欲しいところだけど、簡単に言うと「奴隷であろうとそうでなかろうと、黒人にアメリカ市民としての権利は一切ない」という判決。…

posted at 14:36:35

…ブキャナンは司法がはっきりと判断を下すことで奴隷制をめぐる論争には憲法上の決着が付き政治的な議論はおさまると考えていたが、かれの就任の数日後に発表された判決はそれまで辛うじて保たれていた奴隷州と自由州のバランスを崩壊させ、南部と北部それぞれの立場を強硬化させた。…

posted at 14:36:36

…大統領として、というよりまだ大統領に就任すらしていない一個人としてあれだけ司法に介入しておきながら、ブキャナン本人は「大統領は議会が決められたことを実行するだけ」との持論を持っており、次々と降りかかる危機に対して無為無策を繰り返す。もともとブキャナンは同じ問題について…

posted at 14:36:37

…意見を何度も正反対に変えることで知られていて政治的信念が見られず、また本人は潔癖だったものの政権内で多数の政治腐敗事件が起きたこともあり、かれは国民の支持を失ったばかりか所属していた民主党を分裂させてしまい、次の大統領選挙では民主党の指名候補を一人選出するのではなく…

posted at 14:36:37

…全国各地それぞれで人気が取れそうな候補を立候補させ、共和党のリンカーンによる過半数の選挙人獲得を阻止するという戦略に。結局それにも失敗してリンカーンが当選すると、ブキャナンからリンカーンに大統領の地位が引き継がれる前に次々と南部の州が合衆国脱退を宣言し、米軍の部隊や装備を…

posted at 14:36:38

…略奪していくも、ブキャナンは「脱退は違憲だが自分にはそれを止める権限はない、どうやって止めるか議会が決めてくれ」と何もせず、結果的にリンカーンに内戦に突入した国を引き継ぐことに。そりゃ確かに史上最低扱いされても仕方がないわ。…

posted at 14:36:38

…本書はブキャナンの伝記であるとともに、さまざまな政治コメンテータや歴史学者による「歴代大統領のランク付け」の歴史についても詳しく紹介していて、それがまたおもしろい。多くの一般人は、いまならトランプが史上最低だ、いやオバマだ、とごく最近の大統領に注目しがちだけれど、…

posted at 14:36:40

…歴史学者は総合的に過去の大統領をランク付けしており、たとえば辞任した当時は史上最低と思われていたニクソン大統領に対する歴史学者の評価は低くはないし、イランやアフガニスタンでの失敗で最低認定されることもあったカーター大統領も退任後の行動でかなり評価を上げている。…

posted at 14:36:40

…前述の19世紀前半のパッとしない大統領や、世界大恐慌を止められなかったフーバー大統領らをそれぞれ挙げながら、こういう部分で汚点を残したがこういう功績もあった、という形で一人ひとり検証した結果、いいことが1つもなかったばかりか国を分裂させ、しかもそれを食い止めようと…

posted at 14:36:41

…必死に抵抗しようともしなかったブキャナンがめでたく史上最低と判定される。わたし自身、15年前はジョージ・W・ブッシュが史上最低の大統領だと思ってたし、わたしの周囲の上の世代のリベラルな人たちはレーガンやニクソンが史上最低だと言っていたのを覚えているので、…

posted at 14:36:41

…いまトランプこそが史上最低だとわたしが思っているのもたまたま最近の大統領だからなのかな、と思わないではないものの、ブキャナンがどうして最低なのかというのを読んだうえで、国が分裂するのを止めようとしなかったどころか、大統領本人が積極的に分裂を推し進め、しかも自分が率いる…

posted at 14:36:42

…政府を否定してクーデターを起こそうとした事実を考えれば、ブキャナンより低く評価するのが妥当なんじゃないのかなあと思う。ちなみに一応、大統領が交代するたびに大統領について研究している学者を対象にC-SPANが行っている調査を紹介しておくと、2021年度調査でトランプは44人中…

posted at 14:36:42

…(大統領はトランプで45代目だけど、22代目と24代目が同じクリーブランド大統領だったため人数では44人)史上41位の評価 www.c-span.org/presidentsurve… 。スコアの内訳では道徳的指導力と行政能力で最低44位の評価を受けたほか、軒並み低いスコア。オバマは10位、ブッシュ43が29位、クリントンが19位。…

posted at 14:36:43

…トランプより下はブキャナンとその1つ前のピアース、そしてリンカーン暗殺後に大統領になり南北戦争を戦ってまで実現しかけた黒人の権利獲得を帳消しにしたアンドリュー・ジョンソンで、まあ悩むところだけど個人的にはブキャナンやピアースよりはトランプは下じゃない?と思う。

posted at 14:36:43

ギャグ漫画っぽいなと思ったのは、子どもをガラパゴス島にバケーションに連れて行った親が、島で突然「ハンティングがしたい」と言い出して、地上だと法律上ハンティングはできないからヘリコプターに乗って上空から、そして希少動物はもちろんダメだから羊だけを撃つなら大丈夫、とか工夫するやつ。 twitter.com/witchbabe23/st…

posted at 15:58:52


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