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Channel: エミコヤマ(@emigrl) - Twilog
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8月29日のツイート

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トイレの問題はありますよ。子どものころ手術の後遺症で尿もれしたり、あるいは手術後しばらくカテーテルを付けたまま生活させられて、恥ずかしかったとか学校の友達に知られるのが怖かったという話は、相談を受けていた頃よく聞きました。トイレの問題=どちらの性別のトイレを使うか、ではないです。 twitter.com/nexdsdJAPAN2/s…

posted at 06:35:35

反トランスの文脈で「トイレの問題」がトランスジェンダーの人たちをどちらの性別のトイレに仕分けするかという限定した話にされてしまっているけど、人種隔離、障害者のアクセス、ホームレス排除と「生活の質」犯罪取り締まり、ゲイ男性のハッテン場としての利用、麻薬使用、などもっと広いトピック。

posted at 06:39:45

性暴力も「トイレの問題」のとても大きな部分なのだけれど、正面から性暴力の問題に向き合うのではなく、モラル・パニックを通してトランスジェンダーの扱いをどうするかという別の議論に従属させられてしまっているし。

posted at 06:42:48

あなたのクソみたいな意見は理解しましたが、勝手に「少数の当事者以外」を代弁しないでくださいね。 twitter.com/ppH1PDLnSRyvsk…

posted at 07:07:30

@nexdsdJAPAN2 よくある話で。 ピジョンの新しい本でも出てくる。

posted at 07:09:17

@yamtom おお、不便と有名な立地までわざわざ行ったのね。

posted at 09:58:11

インターセックスやDSDの動画を見ようとすると反トランス動画の広告が出てくるのなんとかしてほしい…

posted at 12:35:53

Pidgeon Pagonis著「Nobody Needs to Know: A Memoir」 books.macska.org/pidgeon-pagoni… シカゴ出身のインターセックス活動家による自叙伝。わたしの分類ではインターセックス運動の「第三世代」の活動家で、ソーシャルメディアを使ったインターセックス運動の活動を最初に成功させた人という印象。… pic.twitter.com/YSCXBTxezr

posted at 16:52:23

…著者がインターセックス(現在では一般に性分化疾患 ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%A7… 、DSDと呼ばれることが多いが、著者がインターセックスという言葉を使っているのでそれに従う)の子どもの権利を守る団体Advocates for Informed Choice(AIC、現InterACT interactadvocates.org )に参加するなど…

posted at 16:52:23

…インターセックス当事者運動で活躍をはじめたのは、ちょうどわたしがAICの理事を辞めインターセックス運動から離れた時期だったので、直接著者と行動をともにしたことはないのだけれど、本書に登場するたくさんのインターセックス当事者やその支援者はわたしがよく知る人が多く、…

posted at 16:52:23

…まるで同窓会に参加している気分になりながら読んだ。とはいえ書かれている内容はヘヴィー。女の子として育てられた著者は五歳のころ、自分は卵巣に癌を持って生まれてしまい、手術によって奇跡的に命を救われたけれども、一生子どもを生むことはできないと親に教えられる。…

posted at 16:52:24

…秘密を抱えたまま周囲に溶け込もうとするものの、周囲の女の子たちとは異なる体型やなぜか尿もれを起こしてしまう自分の体に不安を感じ、相談したところ、尿もれを直すと同時に「小さすぎる」膣を少しだけ広げると称する手術を受けさせられ、また思春期になるとホルモン剤を与えられる。…

posted at 16:52:24

…しかし著者の胸は大きくならず、体型も中性的なまま。より周囲の女の子たちみたいになりたいという思いとともに、自分は子どもを生めない体であり本当の女の子ではない、ボーイフレンドができても真実を知られると捨てられてしまう、という悩みを抱く。…

posted at 16:52:24

…地元の大学に進学した著者は、たまたま興味を持って取った女性学の授業で衝撃の事実を知る。それは女性のなかにはXXではなくXYの性染色体を持つ人たちがいて、本来ならそうした胎児は「男性ホルモン」とも呼ばれるアンドロジェンの影響によって男性型に発達するところが、アンドロジェン受容体が…

posted at 16:52:24

…働かない場合にはそうならず女性的な外見で生まれることがある、という話。これまで自分が感じていた自分の身体についての疑問に説明が付くのではと考えた著者が母親を問い詰めて判明した自分の診断名は、まさに授業で取り上げられていた「アンドロジェン不応症」 ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2… (AIS)…

posted at 16:52:25

…だった。それは著者が自身の診断名を知らなかったというだけでなく、もともと癌になった卵巣などなかったし、それどころか子宮もはじめからなく膣も手術で作られたこと、尿もれが起きたのは手術の後遺症だったこと、そして医者たちが母親を言いくるめて著者をずっと騙してきたことを意味した。…

posted at 16:52:25

…必死の思いで自分が授業で話題になったAISであることを教授に相談すると、ちょうど次の週にクラスでゲストレクチャーをする予定だったインターセックス活動家を紹介され、彼女のレクチャーのあとに教授と三人で食事をすることに。これをきっかけにインターセックス運動に関わるようになり、…

posted at 16:52:25

…専攻も女性学に変えて卒業プロジェクトでもインターセックス当事者の経験についての研究を行う。著者は自分が過去に受けた医療のカルテを入手することで、シカゴの小児病院が自分や母を騙して本来なら必要のない手術を再三行ったこと、大勢の医師や医学生に幼い著者の…

posted at 16:52:26

…性器などを不必要に見せびらかしたこと macska.org/article/129/(インターセックス運動では「メディカル・ディスプレイ」、障害者運動では「パブリック・ストリッピング」と名指しされている)見せびらかしたこと、その後遺症について相談した著者にさらに十分な説明もしないまま…

posted at 16:52:26

…別の手術を行ってきたことなどを知ったが、それでも直接病院に対して自分の思いを伝えれば物事を好転させるのではないかという希望を持っていた。大学院生になった際、インターセックスの子どもを授かった親やインターセックスの子どもを支える役割を担いたいと病院に申し出るも、返事がないまま。…

posted at 16:52:26

…しかし著者のインタビューがラジオで放送され共感を広げると、パニックになった病院から「すぐに会って話をしたい」と連絡があった。面会を申し出てきたのはインターセックスの子どもへの医療に関わる二人で、うち一人は実際にインターセックスの子どもに対する手術を担当している泌尿器科医。…

posted at 16:52:27

…不安に感じた著者がAICの上司でありインターセックスの子どもに対する不必要な手術を行っている医者や病院に対する裁判を起こしている弁護士に相談すると、彼女は同席するためにカリフォルニアからやってくることに。この部分、その弁護士アン・タマー=マティスさんがめっちゃカッコ良い。彼女は…

posted at 16:52:27

…インターセックス当事者ではないけれど当事者であり医者でもあるパートナーのいる人で、わたしも彼女の求めに応じてAICが設立された際に理事になったのだけれど、泌尿器科医らが現れると、その場にはブリーフケースを側に起きリーガルパッドを開いた弁護士が。しかも彼女はこのところ各地で医師や…

posted at 16:52:27

…病院を裁判に訴えている、業界では良く知られた人で、「どうしてここに?」と聞かれて「ああ、ちょうど近くで今度の裁判のためにあなたもよく知る医師を尋問する予定があったから」と。ラジオでうるさいことを言っている若い患者を恫喝して黙らせようと思って呼び出したところが完全に形勢逆転。…

posted at 16:52:27

…いやこれ痛快だわ。わたしも昔、有力な小児内分泌科医とインターセックス医療についてある大学で公開ディベートさせられたんだけど、当時こんな力強い味方が側にいてくれたら良かったのにと思った。長くなるので後半の紹介は端折るけど、本書は医者に嘘をつかれ、不必要な手術を受けさせられ、…

posted at 16:52:28

…真実を知らないまま自分の体に自身を持てなかった著者が、インターセックス運動のなかで仲間に出会い、ノンバイナリー・クィアとしての自覚に目覚め、ソーシャルメディアや病院の前でのプロテストなど新たな手法を使った運動を展開して、ついに自分を酷い目にあわせたシカゴの小児病院に「不要な…

posted at 16:52:28

…インターセックス手術の廃止」を全国に先駆けて決定させた物語。てかピジョンが子どものころ胸が大きい男の子にモテる女の子に憧れていたなんて、ノンバイナリーな著者にしか会ったことがないわたしは全然知らなかったし、いまでもその部分だけ脳が追いついていけてないんだけど、本当に良い本。

posted at 16:52:28

あーでも、2017年にピジョンがサイファと一緒にシカゴの小児病院でプロテストを行っていて、「自分が知る限り1996年のアメリカ小児学会でのプロテスト以来はじめてのインターセックス活動家によるプロテスト」って書いてるんだけど、わたし2004年のアメリカ小児学会でもプロテストやってて、…

posted at 17:00:35

…その時サイファも参加していた(かれと初めて会った)んだけどね。それ以外にも、東海岸のインターセックス団体Bodies Like Oursがある病院で「全国の病院に向けてインターセックス手術を生配信します」というイベントに抗議してプロテストやってるし、なかったことにされてるのは悲しいかも。

posted at 17:00:36

2004年のプロテストの写真残ってないかなあと思って調べたけど、当時わたしまだ写真を撮れる携帯持ってなかったわそういえば。プロテスト用のサインだけ見つかったのでアップしてみる。 pic.twitter.com/7bErRMcNPO

posted at 17:05:12

あ、でもこんな写真は残っていた。アメリカ小児医学会でプロテストやった際、外で抗議しているだけでなく中でどういう話をしているか知りたかったので、「インターセックスニュース」という名目でメディアとして入ったんだわ。写真自体はのちに部屋を片付けていて見つかったプレスパスを撮ったもの。 pic.twitter.com/XOIsQVwuX2

posted at 17:13:08

そうして潜入して見た内容は、ブログで macska.org/article/43/ から何回かにわけて報告している

posted at 17:16:09

生意気な当事者を恫喝して黙らせてやろうと地下街のカフェにピジョンを呼び出した小児泌尿器科医、インターセックスの子どもの権利を守る活動をしている(各地で医者や病院を訴えている)やり手の弁護士アンさん(写真はAIC創設時の会議で)が同席していることに動揺し、… pic.twitter.com/Ors5UbEiyD

posted at 18:03:31

…「自分はお菓子のトゥインキーのように外見は黄色い(アジア系)だけど中身は白いんだ」とわけのわからないことを言い出す。アンさんとピジョンは「馬鹿らしい(bananas)会話だ」と思った、とここでバナナで落とすピジョンに爆笑した。 pic.twitter.com/iDDwf35Nbv

posted at 18:03:32

ちなみにアンさんが起こした一番重要な裁判では、被告の医者がアメリカ泌尿器科学会で行っていた講演をわたしが録音したものが証拠として提出された。 twitter.com/emigrl/status/… この医者は講演で「インターセックス医療は見直すべき」と発言していたのだけど、…

posted at 18:12:18

…自分の病院ではその講演のあとも見直さずに旧来通りの手術を行っていた。こういう裁判ではあとから療法が間違っていたことが分かっても「当時はこれが正しいと思っていた」と主張したら医者の責任を問えないのだけど、録音は当時すでに本人が「正しいとは思っていなかった」証拠になる。…

posted at 18:12:18

…録音だけでなく医師が発表に使ったスライドの写真も保存してあったので提供した。本人もまさか専門家が集まる学会の録音や写真が証拠として出てくるとは思わなかったはず。

posted at 18:12:18

あ、むかしのインターセックス運動のアーカイブを漁っていて、2001年にわたしが全米女性機構の総会のために書いた決議案と、それが実際にどのように改変されたかの資料が出てきた。全米女性機構についての本も最近紹介したところだし、ついでに載せとく。 pic.twitter.com/tk23RCxpYy

posted at 18:22:56

ちなみに宗教右派は全米女性機構がインターセックス(の女性)の権利について決議を出したことを批判した。これはその一例(Traditional Values Coalitionの声明) pic.twitter.com/mtBwNLAM4l

posted at 18:25:28


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