安易に行われることなんてまずなくて必要以上にハードルが高いのが実態なのに、「安易に行うべきではない」という口実で、医療や教育や心理学などの専門家でも当事者や家族たちではなく政治家主導によって各地で全面禁止が進んでいるのが今。
posted at 08:50:24
Trader Joe'sの新商品。バニラアイスの塊の半分をチョコレートでコーティングして、もう半分をクッキーでサンドウィッチしたやつ。これ開発した人、あたまおかしくて天才。 pic.twitter.com/xwz7ZEqzDe
posted at 08:56:59
@sensimiho ね!
posted at 11:08:54
しかしK-Pop全然知らないわたしでも聴いただけでPSYってわかるのすごいな。BTSのメンバーをフィーチャーしてるのに音楽が完璧にPSYだったわ。
posted at 11:11:00
Leah Laksmi Piepzna-Samarasinha著「The Future Is Disabled: Prophecies, Love Notes and Mourning Songs」 books.macska.org/leah-laksmi-pi… ディスアビリティ・ジャスティスの活動家として知られるスリランカ系クィア詩人・アーティストがアメリカ西海岸で毎年起きる大規模な森林火災による大気汚染や… pic.twitter.com/JS3aa55Z67
posted at 12:30:47
…世界規模で大きな影響を与えたコロナウイルス・パンデミックの経験を経たうえで障害者の未来性を展望するエッセイ集。著者の前著「Care Work: Dreaming Disability Justice」は20年の時間をかけて展開してきた議論を満を持して記した本だったけれども、本書はいま必要なことを速いペースで…
posted at 12:30:48
…出版された。ディスアビリティ・ジャスティスは(戦争で負傷した退役軍人など)白人男性が中心だった伝統的な障害者運動へのオルタナティヴとして、障害のある非白人のクィアやトランスたちが中心になって生み出した運動であり思想だ。既存の社会構造に障害者を適応させる形で…
posted at 12:30:48
…障害者の「自立」を目指すのではなく、障害のあるなしに関わらずすべての人はほかの人たちに支えられて生きている事実から出発し、すべての人が必要な支えを受け取り、またお互いを支え合えるような仕組みを指向する。著者は、コロナウイルス・パンデミックによってはじめて…
posted at 12:30:48
…世界全体が「障害を負う」経験をした、と指摘する。それまで「普通」とされてきた生活は送れなくなり、人々はお互いの健康と命を守るためにマスクを付けるなど行動を変えることを強いられた。買い物をするにも自分や周囲の人たちの免疫力の強弱を頭に入れて行動し、ミーティングや授業は…
posted at 12:30:49
…リモートに移行。これまで免疫や持病や障害を理由に行動が制限されてきた人たちにとっては、はじめて自分たちの経験が社会に共有され、障害のある生活が「普通」になったばかりか、制限された生活をしてきた人たちの知恵や経験がその他大勢の人たちがパンデミックを生き抜くための教訓になった。…
posted at 12:30:49
…社会はこれを契機に「特定の人たちだけが行動を制限されない社会」に移行することもできたはずだけれど、パンデミックが3年目になった現在、いまだにウイルスの危険は残っているのにせっかく作られたワクチンに対する反対運動や陰謀論は広がり、マスクは隠避され、免疫の弱い人たちを…
posted at 12:30:49
…守るためのさまざまな取り組みは終了した。ある公衆衛生専門家はメディアで「最近COVIDで亡くなった人のほとんどは合併症のある人たちだ」として状況の改善を歓迎する発言をしたが、それは「普通の人がCOVIDで亡くなるのは容認できないが、もともと持病や障害がある人が亡くなるのは構わない」…
posted at 12:30:49
…という優生主義だとして批判された。Steven W. Thrasher著「The Viral Underclass: The Human Toll When Inequality and Disease Collide」 books.macska.org/steven-w-thras… も指摘しているようにコロナウイルスへの対応をめぐっては新たな優生主義がさまざまな形で噴出している。本書の内容はほかにも、…
posted at 12:30:50
…もともと非白人や障害者のコミュニティで行われていてパンデミックのなかで急に注目を集めた民間の相互扶助(ミューチュアルエイド books.macska.org/dean-spade%e8%… )の考え方が間違ったかたちで主流派社会に取り入れられて新たな「慈善事業」となっていることへの批判や、アートや出版やアカデミアで…
posted at 12:30:50
…障害のある人たちが活躍するために必要な条件、気候変動の影響で大規模になり続けている森林火災による大気汚染にディスアビリティ・ジャスティス界隈がどう対応してきたか、そしてそれでも気候変動そのものを止めなければ年々激しくなる危機に対応しきれないこと、フィクションのなかの障害者の…
posted at 12:30:50
…未来(優生主義的に排除されていることも多いほか、テクノロジーによる適応がなされているなど)、障害とルッキズムの問題など多岐にわたるけれども、ディスアビリティ・ジャスティスの未来を語りながら本全体に憂鬱なムードが漂うのは、パンデミック初期の2020年5月に…
posted at 12:30:51
…ステイシー・パーク・ミルバーンさんが亡くなったことが強く関係している。ステイシー・ミルバーンさんは韓国系アメリカ人でクィアの活動家で、ディスアビリティ・ジャスティスの中心人物の一人。オバマ政権では障害者政策のアドバイザーを務めたほか、バーニー・サンダースの選挙公約の…
posted at 12:30:51
…ディスアビリティ・ジャスティスの項目を作成したり、共和党がオバマの健康保険改革を廃止しようとした際にそれに抵抗する活動をしし、またネットフリックスで放映された障害のある子どもたちのサマーキャンプについてのドキュメンタリ「Crip Camp」 cripcamp.com のオンライン展開にも…
posted at 12:30:51
…関わった。ミルバーンさんが亡くなった際には# StaceyTaughtUs disabilityvisibilityproject.com/2020/05/23/sta… というハッシュタグで多くの人が彼女から学んだことをシェアした。この数年、著者の周辺ではコロナや自殺などによって何人もの人が亡くなったけれども、ミルバーンさんの死はコミュニティにとって衝撃が…
posted at 12:30:51
…強かった。 実はわたし、この本は少し前に読んでいたのだけれど、著者と著者が書いているディスアビリティ・ジャスティス界隈、とくにシアトルのコミュニティの話がわたしに近すぎて、この紹介を書くのを後回しにしてしまっていた。著者は7-8年くらい前にわたしと同時期に東海岸からシアトルに…
posted at 12:30:52
…引っ越してきたけれど、今年の初め頃にまた東海岸に引っ越している。わたしたちがシアトルに来たころ、シアトルではディスアビリティ・ジャスティスの運動が活発で、シアトル・ディスアビリティ・ジャスティス・コレクティヴというグループの人たちに歓迎してもらったことをよく覚えている。…
posted at 12:30:52
…そのなかにはbillie rainやEllery Russian、少し離れたオリンピアのNomy Lammら旧ライオットガール出身のアーティストや活動家たちがたくさんいて、当時はとても賑やかだった。でも大きくなりすぎたSDJCは自分の持つ障害への配慮が足りていないとと感じた人たちの不満や個人的な対立などから…
posted at 12:30:52
…2016年ころに瓦解して、何人もの人が疎遠になったりほかの街に引っ越したりしていった。著者がシアトルで暮らした10年近くを振り返ってネガティヴな印象を語っているのは、その最後の数年がコロナウイルス・パンデミックであったことや、パンデミックの数年前から森林火災による大気汚染で…
posted at 12:30:52
…持病や障害のある人たちの外出が困難になっていたこと、同じころからクィアが多い地域でプラウド・ボーイズによる暴力的な嫌がらせが頻発して多くのクィアや非白人にとってシアトルの街がより危険になっていたことなどを差し引いても、ディスアビリティ・ジャスティスを通して繋がるコミュニティに…
posted at 12:30:53
…期待を抱き、裏切られ、そしてその目立つリーダーの一人として批判の標的となったことが関係しているだろう。読んでいて悲しく感じた。著者ともだけれど、SDJCの瓦解、そしてコロナウイルス・パンデミック以来疎遠になっているディスアビリティ・ジャスティス界隈の知り合いたちのことを…
posted at 12:30:53
…この本を読んで思い出したので、これをきっかけにまた連絡を取ってみようと思った。
posted at 12:30:53
いちおー開示しとくと、わたしのことは一度だけ言及されてる。あんまり重要じゃない感じだけど。 twitter.com/emigrl/status/…
posted at 12:42:24
Alma Zaragoza-Petty著「Chingona: Owning Your Inner Badass for Healing and Justice」 books.macska.org/alma-zaragoza-… メキシコ系移民の娘としてロサンゼルスで育った活動家で教育者の著者が、自らの半生の語りを通して社会的公正への取り組みと自身と似た境遇の女性たちが自分の生き方を… pic.twitter.com/OdjBQWZuQi
posted at 15:18:45
…自分で決めることの大切さを訴える本。タイトルの「チンゴナ」はスペイン語で本書の意図としては「bad ass women」の意味で、日本語だと最近流行った「わきまえない女」という言葉を思い出したけれども、メキシコ文化において同じ言葉の男性形である「チンゴン」は自分の意思を通せる強い男として…
posted at 15:18:46
…肯定的な意味で使われるのに対し、女性形の「チンゴナ」は親や社会が期待するおしとやかな女性像に反する女というネガティヴなニュアンスを伴う。本書で一番印象に残ったのは、著者が中学生時代に短期間だけストリートギャングに加わった時期の話。当時彼女が住んでいた…
posted at 15:18:46
…ロサンゼルス郡ハンティントンパークは失業率や貧困率、健康格差などの指標によりアメリカで最も絶望的な街の一つとされており、いくつものストリートギャングが抗争を繰り広げていた。著者の両親は教育熱心で、著者が良い成績を取ってそこから抜け出し良い仕事を得て成功することを願っていたが、…
posted at 15:18:46
…どのギャングにも関わっていない子どもは暴力の対象となる危険な状態だった。そういうなか著者はギャングのメンバーだった同年代の女の子とともだちになり、その関係を通してギャングに加入したとみなされるようになる。それでも彼女は親に言われたとおり勉強に励み、テストで良い成績を取ったの…
posted at 15:18:47
…だけれど、そのことをギャングのリーダーに知られると、なに良い成績取ってんの?的にからかわれる。「悪い成績を取ったらお父さんに叱られるから」と釈明する著者に対して、そのリーダーは「子どもの成績を気にする親なんているんだ」と驚き、その反応を見て「親が子どもの成績を気にする」…
posted at 15:18:47
…ということが当たり前でなかったことにはじめて気づいた著者も衝撃を受ける。その後彼女がギャングに加わったことが学校の教師たちに知られたけれど、彼女が教育熱心な家庭の子どもであり成績優秀であることを知っていた教師たちがそのギャングが抗争を起こす日に彼女を学校に一日中拘束するなどの…
posted at 15:18:47
…介入があり、彼女がギャングに加わるような子どもでないことを理解したリーダーも彼女の脱退を認めることになる。このリーダーも、そしてほかのメンバーたちも、著者と同じ十代前半のラティーナの女の子たちだったけれど、著者と違い彼女たちは、家族に恵まれず社会からなにも期待されず…
posted at 15:18:47
…見捨てられていた。著者はそこから一般社会への復帰のチャンスを与えられたけれども、同時にそれは親や学校の言いなりに「良い大学、良い会社」を目指す生き方に対する疑問も植え付けた。彼女はギャングを脱退してからも、恵まれない女の子たちの自助組織としての、そして社会の目を気にせずに…
posted at 15:18:47
…自分の意思を通すためのストリートギャングの魂は持ち続けたし、それが彼女がチンゴナとしての自分を形作る一部にもなっている。本書ではほかにもさまざまなエピソードを通して、彼女が考えるチンゴナとはどういう存在なのか、という話が展開される。チンゴナはこうだ、という書き方は…
posted at 15:18:48
…されているけれども、自分はこう生きたい、このようにありたい、という意思と希望を全部チンゴナというアイデンティティに詰め込んだ感じ。わたしにとってチンゴナという言葉は一応知ってはいたけど身近な言葉ではないし、なにより周囲によって「チンゴナにだけはなるな」的な抑圧を受けた経験は…
posted at 15:18:48
…ないので、進んでチンゴナのアイデンティティを主張したいとは思わないのだけれど、彼女の姿勢には共感できる点がたくさんあった。Tanya Katerí Hernández著「Racial Innocence」 books.macska.org/tanya-kateri-h… に詳しいラティーノ社会における複雑な反黒人主義の話も書かれている。
posted at 15:18:48