@jpinkush 名前がバーモント州由来なのは本当みたいです ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90…
posted at 03:52:27
うにーん。
posted at 05:10:36
PrEPのQ&A読んでみた readyfor.jp/projects/prepf… けど、「毎日飲み続けないと効果がないだけでなく、耐性ウイルスに感染するリスクが高くなる」というのはちょっと違うかと。毎日飲み続けて生活のパターンにするのが一番簡単だけど、そうでなくても効果はゼロではない。
posted at 12:48:32
耐性ウイルスに感染するリスクというのもどうだろ。すでにHIVに感染しているけどそれに気づかずにPrEPを服用してしまっている場合、毎日飲んでないと耐性を獲得する危険が高くなるよ、という話じゃないかと思うんだけど。
posted at 12:50:12
PrEPについてだけど、大規模な調査によってその有効性が確認され、どんどんハイリスク群の人たちに普及させよう!みたいな流れになってたんだけど、実はトランスジェンダー女性に関してはPrEPを提供しても効果ゼロ、というデータも出てます。adheranceが低すぎるから。
posted at 13:14:53
その理由は以前書いたこれ macska.org/article/429 にも関係するんだけど、トランスジェンダー女性を「MSM(男性とセックスする男性)」というカテゴリに入れたままでは気づかない。ちゃんと別個に扱わないといけないという例。MSM一般ではPrEP提供は有効。
posted at 13:16:58
トランスジェンダー女性に対するPrEP提供は効果ゼロというランセットの記事はこちら www.thelancet.com/pdfs/journals/… けっこうショッキングな発見なんだけど、業界に都合が悪いのかあんまり宣伝されてない。てかこの論文自体、結論をちょっと誤魔化してるし。
posted at 13:19:30
とゆーのもですねー、PrEP研究自体が巨大産業となっていて、ファンディングとか研究者のキャリアとかも絡み合ってしまっていて、PrEPに否定的な結果は書きにくいのね。著者の一人(昔からの知り合いとゆーか元部下)に聞いたから間違いない。
posted at 13:21:52
だから、論文では結論として「ちゃんと服用すれば有効だよ!」というのがまず第一に出ていて、トランスジェンダー女性の間では効果がゼロだったとははっきり書かれていない。そしてadhearenceが低い理由を、「女性ホルモンとの兼ね合いを心配しているのではないか」とか無理やり解釈してる。
posted at 13:23:29
女性ホルモンとのインタラクションは確かに十分に調べられていないと思うので心配している人がいないとは思わないけど、他に合法非合法合わせていろいろ薬を使っている人が多いのにPrEPだけ心配してほとんど使わないってことはありえない。原因は別なところにあるはずだよね。
posted at 13:25:41
その原因というのは、ブログに書いた話に関係しているんじゃないかとわたしは思っているんだけど、業界は「もっとトランスジェンダー女性に向けた情報提供をするべきだ」みたいな方向に解釈したい様子。効果があってもなくても「もっとファンディングくれ」という貪欲さw
posted at 13:28:25
で、先にも言ったように、MSMというカテゴリにトランスジェンダー女性は伝統的に含まれてしまっていて、しかもセックスの相手がシス女性だった場合(すなわち生殖学的にはヘテロセクシュアル男性と同じ)までデータとしてはMSMに含まれてしまう謎な状況。わけがわからない。
posted at 13:30:09
貧困とかホームレスとか売春とか、公衆衛生的リスクに深く関わる項目のほとんどにおいてトランスジェンダー女性はMSMの大半を占めるゲイ男性よりリスクが高い。そのせいで、MSMにトランスジェンダー女性を含めると、ゲイやバイの男性だけで集計した時より、MSM全体のリスクが高くなる。
posted at 13:32:13
リスクが高くなると、MSMにもっと公衆衛生予算を集中させるべきだ、となって、色々なサービスや情報の提供が活発化される。でもそのほとんどはトランスジェンダー女性以外のMSMを対象としたもので、実際にリスクが高い層には届かない。
posted at 13:33:24
PrEPの大規模調査(iPrEx)でも、MSMの多数を占めるゲイやバイの男性たちに対するPrEP提供の有効性は高かったという結論から、それをそのままトランスジェンダー女性に当てはめるようなプログラムが実際に多くあるけど、それじゃ上手くいかないという話。
posted at 13:35:16
トランスジェンダー女性とそれ以外のMSMの間でのPrEP提供プログラムの有効性の違いを考えるに、それらの人たちがとっているリスク行動の違いは重要だと思うんだけどね。簡単にいうと、性的快楽のためのセックスと生活のための売春(サバイバルセックス)の比率が両者ではぜんぜん違う。
posted at 13:37:19
で、様々なプログラムがPrEPを無償提供しているんだけど、もちろんそのコストはどこかから捻出されていて、現時点で1ヶ月1000ドル以上なんだよね… その1000ドルを現金でトランスジェンダー女性に毎月直接渡せば、危険だったり不本意な状況でのサバイバルセックスは減らせるのになあ。
posted at 14:05:50
@yu_ichikawa @jpinkush えーそんなのあるのー?いいなあ。
posted at 16:01:13