「日之丸街宣女子」英語版について、英語が得意な保守派の(ウォッチャー的には)有名な方が、翻訳のあまりのまずさを指摘している。ちゃんとプロの漫画翻訳業者に依頼したみたいなのに…
posted at 01:00:10
まあ、いくら英語が得意でも、その話題についての予備知識もなければうまく翻訳できないことはある。ボーヴォワールのことを「デビューボ」と書いてしまった人みたいに。あ、あれ、「デビューボ」って書いたのは、「日之丸街宣女子」英語版の翻訳がまずいって指摘している本人だった!
posted at 01:05:07
正直、漫画本編はまだ読んでいないので、どれくらいの翻訳の質なのかはわたしは判断できません。これまでのところとりあえずは、イントロを読んで「翻訳した人意味わかってるのか?」と感じ、あとがきを読んでその怒りだけは感じ取れたのだけれど。本編は時間があったら週末読む。
posted at 01:24:34
…と言いつつ、少し読み始めてしまったけど、これやばい。基本的に英語自体はそんなに酷くないんだけど、どう見ても漫画の内容と矛盾するセリフが多々あって、英語版を見ただけではそれが誤訳なのかもともと変な漫画なのか判断がつかない。
posted at 01:52:40
わたしはジャパニズムの連載を全部読んだわけではないので、これは日本語版の単行本も買って確認しろということなのか… 愛読者かよ!
posted at 01:53:44
「日之丸街宣女子」英語版p.8より。主人公のテストの点数が悪くて不愉快になるシーンだけど、アメリカ的にはチェックマークは「正解」なので、こんなにチェックマークだらけなのにどうして不愉快になるのか謎。まあこれは仕方がないけど。 pic.twitter.com/MS2NWAVk4m
posted at 02:04:01
日本とグレンデールでスカイプする時の時差が作中では13時間だと書かれているけど、実際には16時間(サマータイム時)。なんでこんな部分で間違うの?フィクショナルな地球だから独自設定にしたの?
posted at 02:12:00
グレンデールの写真を見てすぐに慰安婦碑に添えられたプレートの意味がわかるこのクラスの中学生たちすごい。なんであんなにテストの平均点が低いのか分からない。
posted at 02:16:06
グレンデールの人種・民族別の比率が現実の国勢調査の数字と大きく違う。これもフィクショナルなグレンデールだから独自設定にしたんでしょうw
posted at 02:17:25
擬音がおかしくて、いちいち気になる。漫画翻訳のプロに依頼したのにどうしてこうなるのか。
posted at 02:20:11
日本人いじめの被害にあった子は、親に何も話していないという設定なのか。あれだけ大怪我してたら、子どもが事情を親に話さなくても、親は何があったのかと学校に聞きに行くのでは。「ヘイトクライムになる前になんとかしないと!」って描写されているいじめはもうとっくにヘイトクライムだよ…
posted at 02:23:53
日本の中学生が「2年3組のみんな」と呼びかけているシーンをそのまま「2nd grade」と訳したら、それは小学2年生の意味になるということをプロの翻訳者が知らないの?「えーこいつら発達良すぎじゃね?」って思うよ。
posted at 02:26:07
なんかプルーフリーディングしているみたいな気になってきたので、これ以上ツッコミツイートするのはやめとこ。雇われたわけでもないし。
posted at 02:27:12
しかし、フィクショナルが学校とはいえ、テストの成績が悪い生徒は夏期補習、というのはまだいいとして、「男女それぞれで最下位の生徒は自由研究しろ」ってなにそれ。夏期補習に集中できるようにするべきでは。慰安婦問題について調べるストーリーを作りたくて設定を無茶してる。
posted at 02:29:39
グレンデールでいじめられている友人を守るために慰安婦問題について自由研究します、ってのもわけがわからないよね。慰安婦問題が事実ならいじめられても構わないの?ああそうか、北朝鮮の拉致問題やら核開発やらを口実にヘイトを正当化するような作品だったっけ、これ。
posted at 02:31:38
自由研究をしますと言いつつ、どうしてこのトピックを選んだか教師に説明する際、詳細に至るまで結論をもう全部言ってしまってるなこの生徒。
posted at 02:35:56
もう翻訳でのツッコミはしないって言ったけど、白馬事件のことをwhite horse incidentと訳しているのはあんまりで無視できなかったw でも被害者を「オランダ人女性一人」と矮小化し、主語を含めずに「責任者は処罰された」と書いている悪質な歴史修正主義パターン。
posted at 02:53:38
正直、ツッコミどころはツイートしているのの5倍くらいはある。良くある歴史修正主義パターンをいちいち指摘するのも面倒だし、翻訳のチェックのタダ働きをしたくないので、「面白いもの」にしかコメントしませんw
posted at 02:55:12
すげえ、このコリアンの生徒、素手でロッカーにあんなに大きな傷つけてたんだ!知らなかったー。
posted at 03:03:18
「文化庁」が「bunkatyou」と訓令式ローマ字。芸が細かいのかなんなのか。でも文化庁は「庁」なのでMinistryではないだろう。
posted at 03:31:22
グレンデールの学校が舞台なのに、アルメニア系の名前の生徒が一人もいない件。
posted at 03:35:49
マーベルコミックスに怒られそう… 思い切ったなこれ。
posted at 03:39:10
この学校、アメリカでは珍しくクラス制らしい。でも授業自体は選択制なのかな?描写がよくわからない。
posted at 03:44:42
あと、なぜか日本の中学生に相当する学年に「2年生」があるみたいだ。もしかするとこの学校は日本の教育制度を実験的に真似たパイロット校なんじゃないだろうか。
posted at 03:45:48
ツイートでグレンデールの学校の名前間違えてる。あと英語力の上達が凄まじい。
posted at 03:53:56
このグレンデールの学校ひどい。こんな民族対立を煽るようなプログラムやっちゃいけないよ。
posted at 03:58:30
日本人生徒が教師に向かってものすごい暴言。この時点でプログラムはストップして生徒は校長先生のところに送られるはず。たぶん停学処分。「日本人がこんなに怒るなんて初めて見た」なんてみんながおとなしくなったりはしないよ。
posted at 04:03:36
すごいなこれ、日本人の生徒たちの発表を通して、歴史否定派が考える「あるべき日本の対外発信」が描写されている。そしてそれは、どう考えても第三者に説得力をもつものではない。
posted at 04:06:33
はあ、それがなにか? twitter.com/yokotayohko/st…
posted at 05:19:54
歴史否定漫画を読むのを中断して、ドメスティックバイオレンスについてのウェビナー(ネット上のセミナー)を聴衆したら、わたしが14年前に作った資料が配布されていた(というか唯一の配布資料がそれなのでウェビナーのあいだずっと表示されている)なう。
posted at 05:29:30
エッグノッグ飲みながらウェビナー聴いてる。これが終わったら、午後にはキング郡公衆衛生局の人と会ってくる予定。しばらく漫画の感想は後回し。
posted at 05:40:23
わたしが14年も前に作った資料が今でも使われているというのは嬉しかったけど、ウェビナーを聴いていると当時わたしが散々文章や講演で発表していたような話を今でもやっていてなんだかうんざり。
posted at 06:22:20
DVシェルターに規則は必要か?という問いから、規則が理不尽でサバイバーを苦しめた話がまずたくさん出て来て、じゃあ規則を無くしたらいいのかみたいな話になって、この規則は無くなったら困る、この規則もそうだ、みたいに続く。15年前にさんざん見た景色。
posted at 06:23:33
規則がなければシェルターが成り立たないのは当たり前の話。で、この規則は必要だその規則はどうだと様々な人が意見を言う中、誰も「そもそもシェルターを成り立たせなくちゃいけないのか」という疑問を出さない。
posted at 06:26:11
たとえば、トラウマに耐えるために麻薬を使うサバイバーと、周囲に麻薬があることに耐えられないサバイバーは、同じシェルターに共存できない。となると大抵「麻薬を禁止する」という規則ができて、麻薬を使う人は追い出される。
posted at 06:27:59
でもそれは、そもそもシェルターを成り立たせなくちゃいけないという前提があるから起きる問題。はじめからシェルターじゃなくて一般社会にある普通のアパートに入居させれば済む話でしょ。
posted at 06:28:53
あるいは、シェルターの規則がサバイバーに対して抑圧的にならないように、シェルターに住んでいるサバイバーたちの会議でルールを決めるべきだという人。それだと多数決で守られない人が不利になるし、そもそも民主的決定を行おうとすると時間を取られて求職活動など必要な活動ができなくなる。
posted at 06:30:43
シェルターではたくさんの女性やその子どもたちが同じ施設に居住するから、トラブルを避けるためにはミーティングを義務付けなくちゃいけないという。けれど、そのせいで就けるはずの仕事に就けない人が出るんだよ。新生活を始めるサバイバーにとって、施設内民主主義より就職の方がずっと重要だよね?
posted at 06:32:32
就職に限った話じゃなくて、福祉や子どもの転校に伴う手続きとか、医療とか、とにかくやることが多いわけ。なのに「毎週この時間にはミーティングのために必ずシェルターに戻ること、戻らなければ退去してもらいます」なんて言ったら、シェルターにとどまることを優先して必要なことができなくなる。
posted at 06:34:21
結局のところ、シェルターなんてやめちゃえばいいんだよ。本当に緊急事態でほかのオプションを準備する時間的余裕がない時のために、ごく少数だけ残せばいい。それさえも実際は、ホテルと提携してその日その日の空き部屋でも借りる仕組みにでもすればいいんだけどね。
posted at 06:37:48
シェルターに来ているサバイバーにとってのゴールは、シェルターにずっと滞在することでも、民主主義に参加してシェルターをできるだけいい環境にすることでもない。自分の人生を取り戻すことだよ。シェルターがその足を引っ張ってどうするんだよってこと。
posted at 06:38:56
サバイバーが、シェルターでなくできるだけ即座に自分だけのアパートに入居できるようにすれば、シェルターでほかの入居者とどううまくやっていくかなんて無駄なことにエネルギーを使わなくていい。その上で、何か必要があれば空いてる時間に支援スタッフにアパートに来てもらえばいいだけの話。
posted at 06:41:18
まー、人は変化を恐れるものだから、今シェルターで働いている人は、自分の仕事がなくなっちゃうんじゃないかって不安から、何かそれらしい理由を見つけてきて「いやシェルターは必要だ」って言うかもしれない。でも形式は変わっても支援スタッフはやっぱり必要だし、職はあるはずだよね。
posted at 06:43:15
シェルターで働いている人の多くは、サバイバーの支援がやりたくてその仕事をやっているはずで、シェルターの家主や管理人や警察官みたいなことをやりたいわけじゃなかったはず。サバイバーのための住居は別に確保した上で、支援だけに専念できた方がいいと思うけどな。
posted at 06:44:59
さて、帰宅して歴史修正漫画再開。もうちょっとやそっとのことではツッコミを入れる気も失せてるけど、コリアンの生徒がN-wordを言う肝心のシーンで誤訳があって意味不明になってるのがとても残念なことになってる。
posted at 09:23:09
で、素手で日本人の生徒のロッカーを破壊したコリアンの生徒は、ロッカーの傷跡が指輪の形とマッチしていたという奇跡的な物的証拠により転校させられた。…って、ロッカーの傷以前に、クラスメイトの前で堂々と日本人生徒の頭を机に叩きつけて大怪我させた件は問題にならなかったの!?
posted at 09:25:25
あ、英語だとそうだけど、日本語版を読み直してみると、壊されたロッカーの傷跡と、顔面を殴られた跡がマッチしたという話らしい。さらに奇跡的。名探偵が過ぎるw
posted at 09:26:49
日本語版を今読んでいる。何で一日に二度もこんな漫画読まないといけないんだわたしは。やっぱり愛読者すぎる。てか英語版読んでたからグレンデールの学校はレイトン学校だと思ってたけど、日本語版だとライトンだった。なんでそんな細かい設定変更するの?w
posted at 09:33:53
英語版でも思ったけど、スペルチェッカーが優秀すぎる。主人公が本当は何を言おうとしているのか予想もつかないようなスペルミスをしているのに、なぜかコンピュータは主人公が言いたかったことをわかっていて、間違っている部分だけ的確に指摘している。人工知能というよりもはや超能力。
posted at 09:37:02
文化庁の訓令式ローマ字は原作からか。まあ流石に翻訳で紛れ込んだりはしないよねこれ。
posted at 09:42:33