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Channel: エミコヤマ(@emigrl) - Twilog
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2月6日のツイート

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Chip Heath & Karla Starr著「Making Numbers Count: The Art and Science of Communicating Numbers」 books.macska.org/chip-heath-kar… 数字を使ったコミュニケーションを改善するための本。人類は日常的によく見かける範囲の数字や物事については感覚的に理解できるけど、極端に大きな数字や小さな数字、… pic.twitter.com/B2KBSqp7Be

posted at 07:36:23

…複雑な分数、細かすぎる数字、漠然とした数字など、ニュースや統計でみかけるさまざまな数字を感覚的に理解することは苦手だ。そういうときに、分かりにくい数字を分かりやすいかたちに翻訳することで、人間が理解しやすくするさまざまな方法をこの本は教えてくれる。たとえば…

posted at 07:36:24

…ある国の広さを説明するのに、約25万km²と言われてもそれがどのくらいか分かりにくいけど、だいたい北海道3個分と言われたらその大きさが想像しやすい。いっぽう形式的には同じでも東京都115個分、ではかえって分かりにくくなってしまう。…

posted at 07:36:24

…マクドナルドの「クォーターパウンダー」(1/4ポンドの肉が挟まったハンバーガー)に対抗して別のハンバーガー店が「うちは同じ値段で1/3ポンドです」と宣伝したところ、なんでお前の店は同じ値段なのに肉が少ないんだという抗議が殺到したという笑い話も。「マクドナルドより3割大きい」と…

posted at 07:36:24

…宣伝した方がよかった。行動経済学者ダン・アリエリーは人間の行動は「予想どおりに不合理」だというそれそのもののタイトルの本を書いたけれど、数字の理解に関しても人間はただ単に「数字に弱い」のではなく、「予想通りに数字に弱い」。そのパターンを理解すれば、さまざまな数字を…

posted at 07:36:25

…より分かりやすく(時には数字すら使わずに)伝えることができる(と同時に、それを悪用してわざと分かりにくい形で伝えて惑わすこともできる)。短いけどおもしろくてすぐに使えるさまざまなスキルを教えてくれる本。

posted at 07:36:25

Alexa Tsoulis-Reay著「Finding Normal: Sex, Love, and Taboo in Our Hyperconnected World」 books.macska.org/alexa-tsoulis-… 雑誌「ニューヨーク」誌で「What It’s Like」という特殊な経験をした激レアさんを取材したコラムを書いていた著者が、さまざまな少数派の性的指向や性的関係を生きている… pic.twitter.com/aEP3SLal7e

posted at 08:11:12

…人たちを取材して、かれらがどのようにしてインターネットを通して仲間を見つけ、自分はアブノーマルではなかったのだ、自分と同じことを感じている人はこんなにいたんだ、と感じているか、というテーマで書いた本。社会のなかで孤立したごく少数派の人たちがインターネットを通してお互いと…

posted at 08:11:12

…出会いコミュニティを築くという話はインターネット利用が一般化した頃からずっと言われてきたことで、一部ではヘイトグループや陰謀論者がエコーチャンバーを形成して過激化をもたらしている、という批判もさんざん言い尽くされてきた。そういうなかこの本が新しいのは、…

posted at 08:11:13

…20年前なら普通に同性愛者とかトランスジェンダーの人、BDSMコミュニティなどが取り上げられていたところを、何に性的興奮を覚えるかというフェティッシュのレベルではなく特定の関係性を指向する(あるいは指向しない)「性的指向」のレベルで、新たに生まれてきたタブー化されたコミュニティに…

posted at 08:11:13

…踏み込んでいるところ。本は二部構成になっていて、第一部はアブノーマルとされてきた人たちが自分たちをノーマルと認識するようになったストーリーで、ポリアモリー、アセクシュアル、年の差カップルなどのコミュニティについての報告。第二部はアブノーマルからノーマルへの越境が…

posted at 08:11:13

…より倫理的な問題をはらんでいる、(お互いに成人同士で合意が一応ある)近親相姦や(行為としての獣姦とは別に、性的指向としての)動物性愛のコミュニティを著者が取材することで、それぞれの問題についてあれこれ頭を悩ませる様子が率直に書かれている。これらのコミュニティが…

posted at 08:11:14

…同性愛者運動の成功を後追いしようとすることは、同性愛者の権利に反対する人たちの「いったん同性愛者の権利を認めてしまえば近親相姦や獣姦を認めざるをえない状況になる」という主張を後押ししてしまうようであり、著者も取り扱いに悩んだ末、いくつかのコミュニティへの取材については…

posted at 08:11:14

…この本から除外したそう。知らなかったコミュニティについて新たに知ることができたけれど、一部については果たして理解するべきなのかどうか悩まさせられるところもあり、この本が間違った方向に使われなければいいと思う。

posted at 08:11:14

そういえばいつの間にか200冊突破して203冊になってた。 books.macska.org

posted at 08:35:51

動物とのセックスについての20年前のピーター・シンガーのエッセイ、当時は知らなかったけど、当時から合理性を突き詰めすぎてぶっ飛んでるなこの人。 web.archive.org/web/2001060308…

posted at 09:07:50

ワシントン州でむかし動物とのセックスを違法化しようとしたところ、個々の行為は農業において動物に対して普通に行われている行為でもあって、どういう具体的な行為を禁止するかで揉めたらしい。結局、性的目的はダメで経済目的ならOKとなったらしいけど、それを倫理的に正当化するのは難しい。

posted at 09:10:50

動物と人間のあいだには合意は成り立たないという考えに、シンガーは人間を特別視する差別思想を見出して批判しているけど、そもそも動物の扱いに合意が必要だという原則が現在の社会にないんだよね。ペットにするのも殺して食べるのも人工的に子どもを作らせるのも、動物の合意を必要としていない。

posted at 09:13:29

シンガーはこのエッセイを発表した当時、保守派だけでなくアニマルライツ支持者からもめちゃくちゃ批判されたらしい。動物へのレイプを肯定するとは何事かと。でもシンガーはレイプして良いとは言ってなくて、動物が嫌がっておらずむしろ望んでいると判断できる場合もあるという立場。

posted at 09:16:54

犬や猫をなでなでしてても、おしりや下腹部に近くなるほど喜んでもっとやって!と訴えてくる様子で、かわいがっているんじゃなくてわたしいつの間にか犬専用バイブになってない?となんとなく気まずくなることあるもんなあ…

posted at 09:19:34


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